ダメダメ主婦の栄養療法で健康になるぞ!ブログ

数々の精神的、身体的不調を栄養療法で克服したいと思っている人体実験ブログです。

不妊治療真っ只中、今後の治療方針に悩みすぎてとにかく土を耕す毎日

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先日4回目の人工授精が失敗に終わりました。

 

元々先生との話で

年齢的なことも考え

人工授精は5回としましょう。

との話になっていました。

 

ちなみに数日前に5回目の人工授精の処置は終了しました。

後は結果を待つのみです。

 

人工授精を始めたばかりの1回目や2回目は、

それはそれは期待をしてしまっていました。

 

子宮がチクーンとした!

こりゃ妊娠だな。

 

食後なんだか気持ちが悪い・・・

もうつわりが始まったのね。

(ただの食べすぎ)

 

夜びっしょりと寝汗をかいていた。

妊娠超初期症状間違いなし!

 

こんな期待ばかりしていましたが、

結局生理がきてしまうと

期待していた自分をぶん殴ってやりたくなります。

 

そして生理後しばらくの間ダークサイドに落ちて

周りの幸せな友達や知り合いと自分を比べて

嫉妬に狂う日々を過ごします。

 

人はそれぞれ周りには見せない苦悩があるというのに・・・

 

5回目の人工授精の結果を待つ今、

自分の中で期待というものがほぼなくなり

次のステップである体外受精を考えることが多くなりました。

 

不妊カウンセラーの看護師さんに話を聞くと、

やってもやらなくても体外受精の教室(説明会のようなもの)

があるのでそれに参加することができますよ。

と教えてもらいました。

 

私は体外受精の痛みのことを恐怖に思っていたので、

「やっぱり採卵って痛いんですよね?」

 と聞くと、

「卵が複数ある時は麻酔をしますが、

 1個の時は麻酔無しで行います。」

 と看護師さんはおっしゃいました。

 

麻酔無し!?

卵巣から卵を針で刺してとるのに

麻酔無しでやるのか!?

新手の拷問か!?

 

恐怖で血の気が引いてきました。

 

「そして卵を育てるために、

 毎日病院で注射をしていただきます。」

 

精神的にも弱く虚弱体質な自分に

この治療は耐えられるものなのだろうか。

 

そこまでの覚悟があって

自分は治療をしているのだろうか。

 

本当に子どもがほしいのか?

 

いつも周りと比べてばかりで

本当の自分の気持ちとはなんなのだろうか。

 

病院でその話を看護師さんに聞いてから、

毎日自問自答して

答えがでない毎日を過ごしています。

 

夫の意見としては、

体外受精まで進まなくていいのではないか?

 

しかしやらないで後悔するのであれば

考えてもいいのかもしれない。

 

でも痛いんでしょう?

とのことでした。

 

ですので体外受精に進む決断も進まない決断も

自分の意志によってほぼ決まることになります。

 

子どもができないことで、

昔よりもさらに人と比べてしまうことが多くなりました。

 

友達はお子さんの行事で忙しく、

生き生きと子育てをしているように見えます。

 

職場でもみんなお子さんのため、

がんばっている素敵なお母さんたち。

 

自分はポツンと取り残されたような感覚になることが

多くなっていました。

 

でも自問自答している毎日で

自分が何から逃れたいのか気が付いたのです。

 

私は人と比べている自分が許せないのです。

 

それをやめたい。

 

でもその気持ちをどうしたらよいか分からずに

迷いと悩みの中過ごしていました。

 

そして何の気なしに

我が家の草がぼうぼうの庭を眺めていました。

すると無性に庭を耕して畑を作りたくなったのです。

 

その日から迷いを打ち砕くかのように

とにかく庭を耕して耕して耕しまくりました。

 

なんだか時間も忘れて土を耕していると

無の境地に入り何も考えなくなります。

 

そして一心不乱に土を耕し

野菜の種をまき、

また一心不乱に草取りをする。

 

そんな日々を過ごしていると、

ある日種をまいた野菜が

ちっちゃな芽をだしていました。

 

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荒れ果てた庭を耕して

種をまいて水をあげただけで

種はちゃんと芽をだしてくれました。

 

なんというたくましさ。

 

そしてそれがとても大切でかわいくて仕方がなく思えました。

 

それからというものちっちゃい芽がかわいくて

暇さえあれば庭に見に行き、

庭の草取りをしてまた土を耕しています。

 

以前の家庭不協和音が漂いそうな庭すら気にならなかった自分が、

こんなにも土をいじることに夢中になるなんて思ってもみませんでした。

 

こちらはまだ畑にできていない荒れ果てた庭の一角です。

 

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耕したくてムズムズします。

 

草の根っこがスッポリと抜ける気持ちよさ、

あの感覚が忘れられません。

 

そうなんです、そういう体になってしまったのです。

 

しかしながら土と触れ合ったのがよかったのか

体を動かしたのがよかったのか、

自分のやりたいことをするって

とても気持ちのいいものだと気づきました。

 

周りにはどう思われようが

自分のやりたいことをやって

自分の好きなように行動する。

 

そして野菜の芽のように

環境が最高の状態じゃなくても

たくましく生きていくしかない。

 

庭を整理するうちに心の整理もできたのかもしれません。

土耕しセラピーともいえます。

 

話は逸れてしまいましたが、

正直まだ今後の治療方針の決断はできていません。

 

でもこれからは、

またもし人と比べそうになったら

私は一心不乱に土を耕します。

 

そして、

「人生という畑に種をまくのは自分だ!」

とたまに唱えながら

心の闇の嵐が過ぎ去るまで

耕して耕して耕しまくります。